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森の力を、暮らしの温もりに

静かに佇む山々、豊かに茂る広葉樹の森。私たちの地域には、クヌギやナラの木々が織りなす
壮大な自然の営みが今も息づいています。

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森と人をつなぐ、新しいものがたり

昔、この地域では林業やシイタケ栽培が盛んでした。山々では、職人たちの手によって木々が大切に育てられ、森は人々の生活を支える大切な糧でした。時は流れ、林業を営む人は減っていきましたが、その豊かな森は今も私たちの周りに残されています。

私たちは考えました。
この素晴らしい森の恵みを、現代の暮らしに活かせないだろうか——。

至高の薪を育むもの

私たちの地域に育つカシやクヌギは、薪として最高の資質を持つ木です。ゆっくりと安定して燃え続け、長時間にわたって心地よい暖かさを保ち続けます。しかし、良い木材があるだけでは、最高の薪は生まれません。

私たちは、自然の力を最大限に引き出す独自の天日干しシステムを確立しました。その中心となるのが、専用メッシュ袋「Woodbag」での乾燥方法です。上部を透明ビニールで覆い、太陽の熱を集めながら雨を防ぎ、側面からは自然の風を取り入れる。この絶妙なバランスにより、薪の芯まで均一な乾燥を実現しています。

そして、出荷前には厳格な品質検査を実施します。Woodbagから薪を取り出し、含水率を丁寧に測定することで、確かな品質をお約束しています。

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お客様の暮らしに寄り添う
薪ストーブの大きさや使い方は、それぞれのご家庭で異なります。私たちは、30cmと35cmの長さ違い、太さも太~中割りから中~小割りまで、様々なサイズの薪をご用意することで、お客様一人一人の暮らしに寄り添えるよう心がけています。
また、確かな品質を保ちながら、より多くの方に私たちの薪をお使いいただきたいという想いから、製造工程の効率化にも力を入れています。日々の改善を重ねることで、適正価格での提供を実現しています。

未来を拓く、私たちの使命
環境への意識が高まる今、薪ストーブのある暮らしが見直されています。この流れは、私たちの地域の森に新たな可能性をもたらすチャンスでもあります。
私たちは、薪づくりを通じて、眠れる森の資源に新しい価値を見出し、かつての林業の灯を現代に灯し直したいと考えています。そして、この持続可能な森の営みを、次世代へとつないでいきたい。そんな大きな夢を抱きながら、日々の薪づくりに向き合っています。

その先にある、暮らしの風景
薪ストーブの前で家族が寄り添う夕暮れ。
窓の外では雪が静かに降り続き、室内には穏やかな温もりが満ちています。
私たちの薪は、そんな幸せな時間を支える、小さくても大切な存在でありたいと願っています。

森を守り、活かし、次代へつなぐ。
一本一本の薪に、私たちの想いを込めて。

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